「振りが遅い!」と悩むあなたへ。振りの速さを上げる方法

剣道

はじめまして!

剣道について情報発信をしているぴょんちといいます。

あなたは今、こんな悩みを抱えていませんか?

  • 竹刀の振りが遅い・・・
  • 打っていこうとすると打たれてしまう
  • 振りが速くなる方法を知りたい!

この記事を読めば、竹刀の振りが遅くなる理由と改善方法が分かり、

みるみるうちに振りの速さが上達します。

✔本記事の内容

  • 竹刀の振りが遅くなってしまう理由
  • 振りを早くするための改善方法
  • 効果的な素振りメニュー3つ

この記事を書いている私は、剣道歴17年。

中学・高校・大学で全国大会出場経験あり。

現在も中学生・高校生を対象に指導を行っています。

そんな私が、あなたの競技力向上のために解説していきます!!

竹刀の振りが遅くなる理由

力みすぎている

結論から言うと、力みすぎているのが原因です。

素振りをするとき、速く振ろうと思って強い力で振り下ろしていませんか?

実は、これが振りを遅くしてしまっている原因です。

私も中学校に入学したての頃は力いっぱい振ることで振りが速くなるものだと

思い込んでいたので、なかなか素振りの効果が現れなかった時期がありました。

力が入ると、振り上げ、振り下ろしの動きにブレーキがかかります。

試しに、拳を握って両腕に思いきり力を入れてみてください。

そのまま腕を上下に動かすとどうでしょうか?

おそらく、速い動きとは言えなかったと思います。

では、力を入れずに振りを速くするにはどうしたらいいのか?

その具体的な方法を説明します。

振りの遅さを改善するポイント3つ

右手の力を抜く

まず確認してほしいのが、右手に力が入っていないかです。

右利きの人は特に、振り下ろす瞬間に右手の力が入りすぎてしまいます。

これをしてしまうと、剣先(竹刀の先)がうまく振れずに、

強く打っているつもりでも弱い当たりになってしまいます。

振り下ろす瞬間は、左手の力で速さを付けます。

イメージしやすいのが、釣り竿の動きです。

竹刀の先に紐がついているイメージをして、

できるだけその紐を遠くに飛ばそうとしてみてください。

おそらく、右手に力を入れて振った状態より、力を入れずに投げるほうが

遠くに飛ばすことができると思います。

剣道でも、この原理が振りの速さに直結しています。

肩の力を抜く

右手の力を抜いたら、次は肩の力を確認してみてください。

剣道は、肩の使い方も重要になります。

両腕を真下に下ろして脱力し、腕をゆっくり挙げながら

背中にある肩甲骨けんこうこつを寄せることを意識してみてください。

肩にぐっと力が入ってしまっている人は、

腕が途中で止まって、肩甲骨けんこうこつが寄っていない状態になると思います。

肩甲骨けんこうこつを寄せることができたら、竹刀を握って、力を入れずに

先ほど説明した釣り竿の動きをイメージしてください。

そのまま、竹刀の重力に持っていかれるような感覚で

剣先(竹刀の先)を振っていきましょう。

なんとなく、剣先が走るイメージができてきたと思います。

しかし、これだけではまだ速さは改善されていませんよね。

もうひとつポイントがあります。

左手の手首を使う

もう一つのポイントは、左手の手首を使うことです。

右手、肩の力を抜いたことで、ブレーキがとれた状態になっています。

今度は、左手を使っていきます。

右手と肩の力を抜いた状態で竹刀をゆっくり振り下ろし、

胸より少し低い位置で左手を止めてみてください。

このとき、剣先(竹刀の先)が斜め上を向いている状態です。

ここから、剣先を右手ではなく、左手を使って下ろしていきます。

左手の位置は変えずに、ゆっくり手首を前に倒します。

親指と手首が一直線になるように意識してみてください。

右手を使わずとも、剣先を前に振ることができたと思います。

この3つを意識することで、竹刀の動きに速さを持たせることができます。

右手の力を抜き、肩の力を抜いて下ろし

左手首を使って剣先を振る

これを意識するだけで振りの遅さが驚くほど改善されます。

私も中学生の頃は右手の力に頼りすぎていたので、

振りが遅かったり、当たっても弱く一本にならないことが多くありました。

しかし、これを意識するようになってから速さが改善され、

楽な力で強く打てるようになりました。

明日から素振りで意識を変えるだけでいいので、

ぜひ試してみてください!

効果的な素振りメニュー3つ

ここからは、今回説明した動きをマスターするのに

効果的な素振りメニューを3つ紹介したいと思います。

上下正面素振り

一つ目は、上下正面素振りです。

シンプルに大きく肩を使って振り上げ、

剣先を膝下まで振り下ろす素振りです。

振り上げと同時に右足を前に出し、

竹刀が膝下に降りるのと同時に左足を持ってきます。

ポイントは、振り上げるときに肩甲骨けんこうこつをしっかりと寄せることと

振り下ろしたときに左の肘が曲がらないことです。

回数は、1日30~50本を目安にやってみましょう。

正面素振り

二つ目は正面素振りです。

動き自体は上下正面素振りと同じですが、

今度は剣先を胸の高さで止めます。

ポイントは、振り下ろすときに左手の位置が低くならないことと

左手首をしっかりと前に倒すことです。

先ほど説明した、釣り竿の動きをイメージしながら、

できるだけ剣先を遠くに回すことを意識して行いましょう。

これも1日30~50本でいいです。

左片手素振り

最後は、左片手素振りです。

右手の力に頼らずに速く強い振りを手に入れるには、

左手の力で振れるようにトレーニングすることが大切です。

構えた状態から手の位置を変えずに右手を離します。

そのまま、先ほど紹介した正面素振りと同じように

肩を使って振り上げて胸の高さで止めます。

ポイントは、下ろすときに肘が曲がらないことと、

左手首をしっかりと前に倒すことです。

はじめは結構きついと思うので、

左手に負担がかかりすぎないように1日10~20本でいいです。

だんだん力がついてきて、振れるようになったら

少しづつ回数を増やしていきましょう。

今回は、「竹刀の振りが速くなる方法」について解説しました。

同じ練習内容でも、意識するポイントを変えるだけで

上達スピードは格段に上がります。

この記事を読んでくれたあなたは、きっと毎日一生懸命

素振りをして努力している人だと思います。

そんな思いの強い剣道部員が報われるように、

今後も有益な情報を発信できたらと思います。

読んでくださりありがとうございました!

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